私はたこが好きだ!

「好きだ!」シリーズ第3弾!「私はたこが好きだ!」

相変わらず大したことではないのですが、大阪人にとってたこは切っても切れない、吸いついたら離れない吸盤な関係です。

大阪人のソウルフードの一つが、ご存知「たこ焼き」です。

もともとは昭和初期に大阪の労働者を対象に屋台で「ちょぼ焼き」とか「ラジオ焼き」と言って、

水で練った小麦粉を長方形に窪んだ鉄板に流し込み、刻んだ蒟蒻やネギ、天かす、紅生姜などを入れて焼いた、

たいして美味しくもないどちらかというと子ども向けのおやつのようだったと言われています。

その後昭和8年に福島県から大阪にやってきた遠藤留吉夫婦が始めた「ラジオ焼き」の屋台で、

醤油で味付けした牛肉を小さく刻んだものを入れてから、大人の客が増えたそう。

その客の一人から「明石ではたこを入れてるで」と聞きつけ、今の「たこ焼き」の原型が生まれ、

その後の大ヒット、大阪人のソウルフードになったというわけです。

No Takoyaki,No Life, 大阪人の心意気です!

ちなみに、韓国料理に生きたテナガたこをぶつ切りにして、

まだウネウネと蠢くその足をごま油とコチジャンを薬味に食べる「サンナクチ」という料理があります。

どんなクチで食べるのか、たまに口の中で吸いつかれたり、食べてる口元から足が這い出したりと、

なかなか壮絶な格闘が続く食いっぷりですが、私はこれも大好きです。

元気になんでも食べられることはありがたいと感じます。

それでも世界では、1日に1食すら食べることができずに生きることに困難を覚えている人々が8億人以上もいる現実。

私たちがまだ食べられるのに「ゴミ」として捨ててしまっているものさえも、食べられない多くの人々が同じ地球に生きている。

食べられる喜びとともに、だからこそ食べることができない人々に想いを向け、

自分の日常の「ここ」から何ができるか、どのように手を差し伸べることができるか、

世界に生きる1人として考え行動したいものです。

聖書「貧しい者の耕地に、多くの食糧があっても、それは不当に取り去られる」箴言 13章23節

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