「あなたが右に行くにも左に行くにも、うしろから
『これが道だ。これに歩め』と言うことばを、あなたの耳は聞く。」(イザヤ書 30章21節)
礼拝は、神様の前に出て、ひれ伏して、自分を献げることだと教えられました。
そして、礼拝では生きておられる神様からいのちのみことばをいただきます。
賛美も祈りも聖書朗読もすべては神様をたたえるためですが取り次がれるみことばは、
神様をさらに深く知り、私たちがどのように信仰生活を続けるべきかを示唆してくださるものです。
イエス様も神様のみことばを人々に伝えました。
そして、預言のみことばの通りに私たちを罪から救うために十字架にかかって死んでくださったのです。
①聞く備えをする。
「信仰は聞くことから始まります。」(ローマ10:17)
同じように信仰の確信や霊的成長も神様のみことばを聞くことを通してなされるのです。
ヨハネ4:24に「神は霊ですから、神を礼拝する人は、御霊と真理によって礼拝しなければなりません。」とあるように、
御霊と真理による礼拝をささげるためには、礼拝前に祈りをもって自らの心の備えをすることです。
前日の夜から礼拝準備は始まっています。
礼拝で居眠りをしないために、夜更かしをせず
体調を整えておくことは大切な礼拝の備えです。
また、神様のみことばを語る奉仕者のために祈ることも礼拝の備えです。
②神様のみこころを求める。
みことばが語られたなら、そこから神様のみこころを知る必要があります。
メッセンジャーは真理を解き明かし、神様のみこころを理解する助けをします。
イエス様も真理を伝えるために数多くのたとえを用いて人々に語られました。
「神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、
関節と骨髄を分けるまでに刺し貫き、心の思いやはかりごとを見分けることができます。」(ヘブル4:12)
心を整え、自らを献げ、みこころを求める心で聞くなら、みことばに示されている神様のみこころがわかるでしょう。
③応答をする。
みこころが示されたなら、その導きを感謝し、信仰をもって応答することが求められます。
「これが道だ。これに歩め」(イザヤ30:21)という神様の声を聞いたなら、
信頼して導きに応える決心をして自分を献げるのです。聖霊がその助けをしてくださいます。
みことばへの応答こそ真の礼拝者の姿です。
「主よ私の叫びが御前に近づきますように。あなたのみことばのとおりに私に悟りを与えてください。」(詩篇119:169)
(文責:今倉 守)