「御子を信じる者はさばかれない。信じない者はすでにさばかれている。
神のひとり子の名を信じなかったからである。」(ヨハネの福音書 3章18節)
聖書は、悪魔であるサタンと人の罪、その罪がもたらす死に対する神様からの永遠のさばきがあることを語っています(黙示録20:1-15)。
しかし、同時に罪人を救う為の神のご計画をも教えています(イザヤ53章、ヨハネ3:16)。
今月は、罪に対する神様の審判と宣教による救いについて学んで行きます。今週は先ず、罪に対する神様の審判について学びましょう。
全ての人には罪があります。罪を犯さない人は一人もいません。
そして、その罪に対する神様のさばきがあります(ローマ3:10-19)
人間は、生まれる時は良い人で、段々と罪を犯して罪人になるのではありません。
はじめから罪人の状態で生まれています(エペソ2:1-3)
自分が意識しなくても、願わなくても、人は罪を持って生まれ、時間と共にますます罪を犯します。
そして、聖書は、罪から来る報酬は死です(ローマ6:23)。
肉体の死後には更に永遠のさばきを受けることが定まっていると教えています(へブル9:27)。
聖書は、人の罪と罪がもたらす死の起源について、人が悪魔からの誘惑により罪を犯したことから、
私たちの世界に初めて罪と死が入ったと教えています(創世記3:1-13;ローマ5:12)。
はじめに、神様のかたちとして造られた人間は聖く、無傷で、罪の無い存在でした。
そこには平和と幸せと祝福があり、永遠のいのちがありました。
神様は、人が罪を犯す場合、それがもたらす結果は死であることをはっきりと警告し、教えて下さいました(創世記2:15-17)。
しかし、人は神様のことばを無視し、その約束をやぶり、自ら罪を犯し、死と呪いをもたらしてしまいました。
実際、世界は呪われ、破壊され、死をもたらすようになりました。
しかし、聖書はこれで終わりではないことを語り、警告しています。
神様は、人が犯し、破壊したこの世界をやがて新しくすることや過去・現在・未来の全人類を
さばかれることを公言しておられます(IIペテロ3:10-13,黙示録21章)。
その時は、神の家から大々的な審判が始まり、全人類に及んでいきます(Iペテロ4:17-18)。
ここで私たちは、このさばきから救われる為に自分の罪を悔い改め(Iヨハネ1:9)、
神からの救い主であるイエス・キリストを信じる信仰が必要です(ヨハネ3:16)。他に道はありません(ヨハネ14:6)。
自分の罪を認め、悔い改め、私たちの為に人となって、十字架にかかり、
身代わりに死んで下さったイエス様を信じる者はさばきから自由になりますが、
信じない者はそのさばきのままに残ります!主の再臨の時、その刑は実行されることになります。
ですから、まだ、信じていない方は、今、悔い改め、イエス様を信じ、救われましょう!
(文責:金 大弘)