「好きだ!」シリーズ第1弾!
「私は昆虫食が好きだ!」
と言い切れるほどではないですが、昆虫食には抵抗ありません。
仕事柄、アフリカや東南アジアに行った際には、「話のネタ!」とか言われて、今まで何種類食べたことでしょう。
そうこうしているうちに慣れてしまいましたね。
とりあえずベストワンはチェンマイの屋台で食べた「さそりの黒焼き」でした。
先日も6月4日、「虫の日」にHungerZero東京事務所のメンバーとネットで販売されている「昆虫・幼虫ミックス」を試食しました。
まだまだ日本では高価なものですが、上野アメ横には昆虫食自販機なるものも設置されていて、たまに有名人もお買い上げされるそうな。
少し「昆虫食」について。
究極の飢餓食!
2013年に国連食糧農業機関(FAO)は、世界の飢餓対策として、
カ ブトムシやシロアリなどの昆虫を食べることを推奨する報告書を発表しました。ご存知でしたか?
報告書では、地球上ではすでに20億人が昆虫を食べており、食用に用いられる昆虫は1900種以上になるといいます。
また昆虫はタンパク質などの栄養価が高く、どこにでも生息し、すぐに増殖することができるため、
環境への負荷が少ないという特徴があるとして、昆虫を食べる習慣を増やすことができれば、飢餓問題が大きく前進するというわけです。
ただ、昆虫が甲殻類(エビ・カニなど)と同じ無脊椎動物のため、
それらに対してアレルギーを持つ人は症状が起きる可能性があるのでご注意を!
▼実食!昆虫ミックス
「食」の問題をを考えるとき、やっぱり日本の食品廃棄量(食品ロス)の多さを憂います。
まだ食べられるのに年間600万トン以上(ちなみに世界の年間食糧支援量の2倍だそうです)も捨てている現実。
それは1億2000万人以上の日本国民皆が、毎日おにぎり1個を捨ててるのと同じだそうです。
世界では飢えで苦しんでいる人が8億人以上もいる中で、私たちのちょっとした日常の一コマに、
立ち止まって考えてみるとき、「愛する」ことや「愛されること」を感じれるのではないかな、と思います。
「受けるよりも、与えるほうが幸いである」(使徒の働き 20章35節)
グレース宣教会牧師
日本国際飢餓対策機構巡回牧師
田村治郎